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彷徨える主無き自動人形
1:
矢矧梓♀コッペリア
:
2023/11/30 (Thu) 22:46:40
https://bbs7.fc2.com//bbs/img/_895800/895724/full/895724_1701352000.jpg
【名前】
矢矧梓(やはぎ あずさ)
【種族】
コッペリア(自動人形、傀儡)
【種族2】
日本妖怪(?)
【性別】
♀
【容姿】
身長165cm、黒髪ロングで外見年齢は10代後半くらい。セーラー服姿でいる事が多く、一見普通の高校生にしか見えない。
戦闘状態でも変化はないが、損傷が酷くなると、中の機械や生体部品が見える事がある(完全に機能停止しない限りは自動修復される)。
【能力】
スパイとして造られた為、必要な諜報能力・戦闘能力を持ち、得物(現在はフルート)を魔力を秘めた剣にして戦ったり、得物を奏でる事によって、聞かせた相手の心神に影響を与えたり、特定の個人に情報を送る事が出来る(一方的に相手に送るのみ。)。現在も能力を使って身元や生活資金を得ているが、用心を期して、能力は極力使用しない。数十年に渡って家事をこなして来た為、料理や掃除等はプロ級。学校では吹奏楽部所属の優等生の子として通っている…何十年も同じ勉強をしてるのだから、優等生にならないはずが無くて…。
【好きな物】
可愛い物、美味しい物、ゆったりとした時間
【嫌いな物】
騒音、納豆、無意味な暴力
【備考】
明治28年(西暦1895年)に旧日本軍が呪術を用いて開発した諜報活動用傀儡(コッペリア)。日本では古来より呪術と医術、機工を用いた傀儡と呼ばれる自動人形を作る技術があり、産業革命以降になって、ほとんど人間と変わらない物を作る事が出来るようになった(傀儡のごく一部の機能を機工のみで再現しようとしたのが、江戸時代のからくり人形である)。傀儡はかつては貴人の影武者や護衛として代々傀儡師によって造られていたが、明治になると軍によって開発技術が独占。スパイとしての傀儡が開発されるようになった。
梓は日清戦争後から終戦までの間、欧州、中国、東南アジア、日本で諜報活動を続けていたが、昭和20年、軍の傀儡開発基地があった広島へ原爆が投下され、当時存命していたほぼ全ての傀儡師が開発中の傀儡や製作資料ごと失われる。自ら傀儡に関する全てを葬り去ったと露知らぬGHQは戦後、全国で傀儡に関する調査を行ったが、何一つ痕跡を発見出来ぬまま、サンフランシスコ講和条約の結ばれた1951年に全ての調査を終了。
戦後の梓は齢を取らない事と、GHQの追求を逃れる為に各地を転々とする生活を送り、今も数年おきに転居を繰り返している。そしてたくさんの人々と出会う事でより処世術として以外の人間らしさを得つつあり、自分がこれからどうしていったらいいか悩みつつ、まったりとお茶をするのを一番の楽しみにしながら今日も生きている。
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